山田稔明『新しい青の時代』限定アナログ盤

活動報告

ライナーノーツにあなたのお名前を

2018-04-29

スタートから間もなく1ヶ月となる『新しい青の時代』アナログ盤クラウドファンディング、すでに目標額を達成していますが、まだまだ皆様からの各種お申込を受け付けています。オーダーキャンセル分等であと若干名分の「ライナーノーツにあなたのお名前を掲載します」というオファーが残っていますが、制作スケジュールの都合でこちらの受付締め切りが明日4月30日までとなりました。最後のチャンス、ぜひ思い出づくりを。

ぜひ夏の訪れとともに、レコードのある暮らしを。お申込みお待ちしております!

おれたちのレコードストアデイ

2018-04-26

4月21日はレコードストアデイでした。衰退一方の音楽業界をアナログ盤で盛り上げようとアメリカ発信で始まったものですが、最近は日本でもとても盛り上がるようになりました。僕もユーザーとしてキャッキャと興奮してしまう一大イベントですが、今年は開店時間をちょっと過ぎたくらいにレコード屋に駆け込み、4枚くらい購入。一番欲しかった THE NATIONALというバンドのライブ盤だけ手に入れられなくて、ここのところ必死でネットの海を光で照らして探しているところです。

友人のシンガーソングライター高橋徹也さんの2015年のアルバム『The Endless Summer』のアナログ盤化が昨日発表になりました。実は昨年からふたりで、どうやったらアナログ盤をリリースできるかという作戦会議と勉強会を重ねてきたので、僕はクラウドファンディングで、タカテツさんはHMV record shopとのコラボレーションで、この7月に実現することがとても嬉しく感慨深い。「おれたちのレコードストアデイは7月にやってくる」と盛り上がっているところです。ふたりで対談したり、レコードについて語ったりしようといろいろ企画しています。楽しみにしていてください。

おれたちのレコードストアデイ

自分もクラウドファンディングに参加してみる

2018-04-20

『新しい青の時代』アナログ盤クラウドファンディングを始めてから、他の人がやっているクラウドファンディングにも俄然興味が湧いてきました。これまで僕は海外のサイトからLP・限定セットのプレオーダーとかそういうのは積極的に購入していたけど、クラウドファンディングに関しては疎かった。いくつもあるクラウドファンディングのプラットホームサイトを眺めてみると、共感するもの、心惹かれないもの、珠玉混合だなあと感じつつも興味深く眺めました。映画『この世界の片隅に』の成功例が最近では有名ですが、あの映画のエンドロールを眺めながら「ああ、自分もこの映画を最初期から支えたかったなあ」と思ったものです。

様々なクラウドファンディング企画をこの数週間眺めて、僕は「伝説のバンド『たま』自叙伝のマンガ化プロジェクト」のパトロンになりました。石川さんのめちゃめちゃ面白い自伝的読み物が漫画になったら、と思ったからです(全然集まってないけど…)。

https://camp-fire.jp/projects/view/70922

自分もクラウドファンディングに参加してみる

『新しい青の時代』推薦コメント by 杉真理

2018-04-15

5年前にポップス界の大先輩である杉真理さんからいただいた『新しい青の時代』への推薦コメントを久しぶりに引っ張りだしてみて、杉さんはこの作品を「針を落とす」ように聴いてくれていたことに気付きました。LPできあがってプレゼントするのが楽しみ。再掲します。




山田君の渾身の新作、昨夜じっくり聴いた。
1970年代、買ってきた洋楽のアルバムに針を落とし(アナログ盤しかない時代)、
見っけ物に出会えたときの高揚感が久々に甦ったみたいだった。
夜の闇の中、世界には僕とこのアルバムだけしか存在してないような、不思議な幸福感だった。

最初にゴメスと仕事をしてから随分経つけど、山田君の「ひねくれ屋」な部分が
増々魅力を放って来たように思う。それとは判らないように。
山田君が歌う「日常」って決して淡々としてなくて、ドラマチックでファンタジーに溢れてる気がする。
もし僕が異星人だったら、歌にしたくなるような事ばかりだ。季節があって公園があって猫がいて・・・。

だから山田君の歌を聴いてると、もっと「日常」に目を凝らさなくっちゃって思う。
自分が旅の途中だったって事を思い出す。アルバム中どの曲もいいけど、
僕は特に『月あかりのナイトスイミング』が好きだ。
転調巧くなったね、素晴らしいよ。

杉真理

レコードのある風景3

2018-04-14

ここで書いている活動報告に「これを機会にレコードプレイヤーを新調しようと思うのですが」というコメントをいただいたのですが、同じように思っている人が他にもいるかもしれないので、今回はターンテーブル/レコードプレイヤーについてのいろいろを書いてみたいと思います。僕が中学生のときに初めて買ってもらったミニコンポはレコードプレイヤーとWカセットがついたやつでした。値段的には安いオーディオだったけど、自分のサウンドシステムを持った喜びは大きかったな。そのプレイヤーで高校生になってもLPを聴いていました。

大学で上京してからはCDコンポを買って、そこにDENONのレコードプレイヤーを繋いでいましたが、コンポとプレイヤーの間にプリアンプを挟まないととにかくレコードっていうのは音が小さい。無理やりボリュームをあげて聴いてた学生時代。GOMES THE HITMANをやるようになってからはもうちょっとマシな環境で聴いていたけど、プレイヤーが壊れてしまった。お金もなくてレコードを処分することになったのは以前書きました。2000年代の後半にVESTAXのHandy Traxというポータブルプレイヤーを買ったのですが、これが昔なつかしコロムビアのポータブルみたいな感じで可愛くて本体にスピーカーもついているので簡単で、それでまたレコードのある暮らしが再開しました。VESTAXは倒産してしまったのでこのHandy Traxは今ではなかなか手に入りません。

ION Audio Archiveのターンテーブルを初めて見たとき、そのオシャレで気軽な感じにとても惹かれました。これまでレコードプレイヤーといえば黒だったりプラスチックだったりだったのが、木目調でリビングに置いても風景に溶け込むし、これも本体にスピーカーがついてる。ステレオセットに組み込めばそれなりの音で鳴るし、このプレイヤーで何枚のレコードを聴いたでしょうか。ION Audioからはスーツケース型のポータブルプレイヤーも発売されてて、これらみんな1万円もしないという値段も魅力。家電量販店や、レコードショップにも売ってますので実物を見て決めることもできるでしょう。

DJで使用されるようなターンテーブルってとても高価なのですが、レコードを好きになればなるほど、もっといい音で音楽を聴きたいという気持ちになってくる。ポータブルは便利だけどやっぱり作りや鳴りがチープなのは認めざるをえないのです。もし皆さんの家の近所にHARD OFFがあったらちょっと立ち寄ってオーディオコーナーに行ってみてください。玉石混交ではありますが、たくさんのターンテーブルの山に出会うでしょう。もしそこで掘り出し物が見つかればラッキーです。僕が今使っていいるVESTAXのPDXというターンテーブルは大阪は某町のHARD OFFで一桁間違ってるのでは?という破格の値段で購入して東京まで持って帰ってきたものです。

皆さんの暮らしやスタイルに合うレコードプレイヤーがきっとあるはずです。探しにいってみてください。

レコードのある風景3

レコードコレクターの苦悩|サイン、シュリンクとシールド

2018-04-13

今回『新しい青の時代』アナログ盤をクラウドファンディングで販売するということになったとき、提供する商品(オファー)についての打ち合わせのときに「当然山田くんのサイン入りレコードにしたらみんな喜ぶよね!」という流れになったのですが、ちょっと常軌を逸したレコードコレクターである僕としては「もちろん!」と即答できなかった。レコードを買って一番わくわくするのはLPが包装されているビニールをカッターで(ときには爪で)スーッと開封する瞬間だということを知っているからだ。

このLPを包む薄いビニール、これがレコード好きには重要なのです。「シールド盤」という言葉がありますが、これは「sealed=封印」つまりビニールで包まれたまま開封されていないレコードということ。そして「シュリンク(シュリンク付き)」というとき、それは「shrinke(縮む、という意味)」、封は切ったけど、ビニールがジャケットを包んだままの状態を示し、すなわちとても状態がきれいだということになる。僕は新品のレコードを買ったときは極力このビニール袋を傷付けないようにします。だから二つ折り見開きジャケットなのに、まだ開いていないレコードっていうのがたくさん、ある。こういうときのために複数買いするのですね、レコードコレクターという気狂いは…。探していたレアなレコードがシールド盤で見つかったときには小躍りするし。

たとえば1970年代のシュリンク付きのレコードは、50年近くもそのぺらぺらなビニールが時を越えてそのときの空気を付帯させているということになるわけで、音楽の響きや気分にも随分影響を与えるように思うのです。しかし、LPジャケットにサインをしてもらうときにシュリンク付きだとダメなわけで、そこに葛藤があるのです。うまいことビニールを剥がして(脱がして)ふたたびそれを履かせることができれば大成功ですが、ビニールもか弱いものなのでなかなか難しいというのが現実です。レコードを包むビニールにはステッカーが貼ってあることが多く、そこには宣伝文句が書いてあったり、アートワークの一部になっていたり、いろいろです。なおさらそこまで保管したいというのがレコードコレクターなのですよね。『新しい青の時代』アナログ盤もジャケットをビニールで包み、その上にステッカーが貼られたものになる予定で、だから僕は自分のレコードでもその悩みに出会うことになります。

で、何が言いたいかというと、今回の『新しい青の時代』アナログ盤にはサインを書き入れて発送することはしません。未開封のものを皆さんの手で一度開けてもらって、ご希望があればライブ会場やどこかでサインをします。このことをご理解ください。レコードは国内プレスされますが、漆黒の円盤はどんな匂いがするでしょうか。それを皆さんで最初に味わっていただくことも『新しい青の時代』アナログ盤の楽しみです。

どうでもいいことですが、僕なんかにとってはそういうことも音楽の一部なのです。

レコードコレクターの苦悩|サイン、シュリンクとシールド

LP『新しい青の時代』+オリジナルアートカードの数を増やしました|MONOLOG vol.8 追加

2018-04-11

「LP+アートカード」のセットが再び定数に達したので、「LP+アートポスター」の数を減らして、そのぶんを「LP+アートカード」に回しました。お申し込みいただけますので引き続きよろしくお願いします。そして新しく「MONOLOG vol.8」というアイテムを追加しました。これは2013年、『新しい青の時代』リリースと時を同じくして販売したハンドメイドジンのPDF版です。現在絶版となり入手困難な冊子でしたが、久しぶりに読み返してみても詳細なレコーディング日記や盟友五十嵐祐輔くんによるレビューなど読み応えのあるものでした。MP3音源『山田稔明は何者で、どこから来てどこへ向かうのか』とあわせてお楽しみいただければ、と思います。ZIPファイルでのダウンロード販売となりますので、スマートフォン等でのご購入にはお気をつけください。ZIPファイルを展開して保存するためのアプリケーションが必要になります。

これ、100%に達したらファンファーレが鳴ったり、花吹雪が舞ったりするのでしょうか。200%くらいまでいきたいですね。

レコードのある風景2

2018-04-10

一旦はすべて売り払ってしまったコレクション。しかし再び本格的にレコード収集が始まったのは今住んでいる家に越してきた2011年秋以降のことだったように思います。壊れて処分してしまったターンテーブルに変わって、1万円くらいで買える簡単なレコードプレイヤーをミニコンポに繋ぎました。1970年前半から建つ家のリビングには壁一面に作り付けの棚があって、「ここにレコードを並べて」と語りかけてくるような雰囲気がそこにはありました。ひとコマだったレコードのスペースがどんどん増えていって、音楽を聴く時間がどんどん増えていったのです。音楽がある空間、僕はどんどんテレビを見なくなっていきます。

一緒に引っ越してきた愛猫ポチはレコード棚の隙間で眠ることもありました。「レコード」と「猫」はきれいに韻を踏みます。また昔みたいに100円のエサ箱から毎日たくさんレコードを買うようになって、CDで持っているアルバムもLPで聴くほうが楽しいなと思うようになった。「断捨離」とか「持たない暮らし」みたいなトレンドと真逆の方向へ。フィッシュマンズや小沢健二も手放したときの値段の何倍も払って取り戻しました。R.E.M.のレコードもあれもこれもと手を伸ばして、コレクター道を突き進みます。去年、ちゃんとしたターンテーブルを買ってからはまたどんどんそのスピードが加速しているような気がします。

愛猫ポチが具合が悪くなってもリビングでは静かにいつも音楽が鳴っていました。無音よりも何かの調べが流れているほうが穏やかな顔をしていたポチを思い出します。音楽はまるでタイムマシンだな、と本当に思います。その音楽がMP3やCDであるよりも針が溝を擦って鳴る響きだったら、なおさら美しい。そんなふうに思うのです。僕は自分が作った音源がレコード盤になったことがありません。なので、この夏に『新しい青の時代』という愛すべき作品がこの部屋の空気を震わせるのを心待ちにしています。だれよりも楽しみなのは紛うことなく僕なのです、多分。(続く)

レコードのある風景2

レコードのある風景1

2018-04-07

このクラウドファンディングが始まって1週間が経とうとしています。今朝の時点で88%の達成率、毎日その数字が上がっていくのをワクワクしながら眺めています。注文してくれた皆さんのなかでどのくらいの方がレコードプレイヤーを持っているのでしょう。『新しい青の時代』がきっかけでアナログレコードを楽しむようになる人がいるならそれはまた嬉しい縁だなと思います。今日から不定期で自分とレコードについてのあれこれについて書き綴っていきたいと思います。

生まれて初めて買ってもらったレコードはイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」だった、というとプッと笑われることが多いのですが、この曲は松本隆作詞・細野晴臣作曲なのですね。シングルレコード、いわゆるドーナツ盤。こないだ杉真理さんの誕生会で、なんと長江健次さんとお会いしてお話する機会がありました。イモ欽トリオのフツオの長江健次さん、最近は伊藤銀次さんなんかとバンドをやったりしている音楽好きなのです。緊張しながら「僕が初めて買ったレコードが…」と打ち明けると、目を細めて「ミュージシャンの人によく言われるねん」と握手してくださった。1981年小学2年生だった僕は30余年経ってフツオとお酒を酌み交わすことになるとは思いもしなかったでしょう。自分のお小遣いを工面して買ったレコードで記憶に残っているのは長渕剛とかTUBEの「Because I Love You」、KUWATA BANDとか。当時はレンタルレコードもたくさん借りていました。僕は中学2年生のときに初めてCDを買うことになります。HOOTERSというアメリカのバンドの『ONE WAY HOME』というアルバムでしたが、これはもう今でも聴くし、アレンジの参考にする作品。自分の好きなものっていうのは実は根幹はそんなに変化しないのかもしれません。

レコードを集めるようになったのは1990年代中盤、大学を卒業したころからでした。<渋谷系>ムーブメント全盛の季節。僕は就職した会社(映像制作の会社でした)が渋谷にあったのですが、お昼休みの1時間に毎日タワーレコード、HMV、WAVEとレコード屋を駆け回り、試聴し、レコードを眺め、購入したものです。給料の半分はレコードに費やしていたんじゃないかな。いい時代でした。安物のレコードプレイヤーをミニコンポに繋いだポンコツセットでしたが、無限の楽しみがそこにはありました。お金がないときもレコード店頭で100円で投げ売りされる「エサ箱」と称される段ボールのなかから時代の徒花や消費され尽くした音楽を拾い上げ再発見する日々が楽しかった。

時が経って2000年代の後半、レコード会社も事務所もなくなって、いよいよ生活に困った僕は「もう、レコードなんて時代遅れなんじゃないか?」と自分を納得させて、所有していたレコードを全部売ったのです。フィッシュマンズも小沢健二も、ほとんど全部。その下取り金額は僕を数ヶ月生きながらえさせることができるような金額でした。身軽にはなったものの、自分の体の一部がなくなってしまったような感覚もあった。自分にとってのミュージックライフのなかで、この時期が底辺だったなあ…と改めて思います。遠い目になりながら…。(続く)

レコードのある風景1

「アナログ盤+カード」と「ライナーノーツにお名前」完売につき追加しました

2018-04-05

たくさんのご注文をいただいて、毎日嬉しい気持ちになります。今朝起きたら「目標まで85%達成」となっていました!アナログ盤とオリジナルアートカードのセットが限度数に達したので、新たに数を追加し引き続きお申込みできるようにしました。「ライナーノーツにあなたのお名前を掲載します」というオファーについても「50名」と切りのいい数字に設定して、あと数名受け付けることにしました。B2ポスターは自分が欲しくて作ろうと思ったのです。アナログ盤ジャケットより大きく印刷される僕とポチの肖像、きっとなかなか見応えのあるものになると思いますのでこちらもぜひとも。

7月7日のアルバム完全再現&レコ発ライブの先行チケットは完売、一般発売は来週からオフィシャルサイトにて(若干名の受付となります)。賑やかな夜になるでしょう。今日は2013年12月のライブからアルバム収録曲「月あかりのナイトスイミング」のライブバージョンをご覧ください。

福田利之さんの個展が4月7日から

2018-04-04

『新しい青の時代』のジャケットはイラストレーター福田利之さんによるものです。山田稔明と愛猫ポチを描きおろしていただきました。このジャケットの原画も展示される福田利之さんの個展が吉祥寺美術館で今週末4月7日から始まります。「吉祥寺の森」と名づけられたその展示は福田さんのイラストレーターとしての30周年を記念したもので、たくさんの原画や作品をご覧になることができます。僕も5月3日に展示関連イベントの一環として吉祥寺コピス1階のウッドデッキで近藤研二さんとともに音楽で盛り上げます。ぜひ吉祥寺美術館へ足をお運びください。『新しい青の時代』CDも販売しています。



2018年4月7日(土)~5月20日(日)
福田利之展|吉祥寺の森
休館日 4月25日(水)/開館時間 10:00~19:30
入館料 300円(中高生100円、小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料)
主催 武蔵野市立吉祥寺美術館 / 協賛 コピス吉祥寺

展示詳細についてはこちら
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2018/02/post-159.html



2018年5月3日(木祝)@ コピス吉祥寺A館1階 ふれあいデッキこもれび
GREENING Music Fes.ー山田稔明&近藤研二 ライブ
出演:山田稔明、近藤研二
14:00-15:00予定/観覧無料 

その他、関連イベント詳細についてはこちら
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/eventworkshop/ev/ev2018/index.html""

武蔵野市立吉祥寺美術館(http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/index.html
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町1丁目8番16号FFビル7階

福田利之さんの個展が4月7日から

「ライナーノーツにあなたのお名前を掲載します」の数を追加しました

2018-04-03

4月1日から始まった『新しい青の時代』5周年記念アナログ盤のためのクラウドファンディングは3日で目標まで70%となりました。とても順調な数字なのだそうです。本当にたくさんの人が申し込んでくれているのだなあと嬉しくなります。早々に定員数に達してしまった「ライナーノーツにあなたのお名前を掲載します」というオファー、せっかくなのでもう少し数を増やそうということになりました。追加でご購入できますのでぜひ記念に。映画でいうところのエンドロールにサポーターのお名前をクレジットするような感覚でしょうか。7月7日の『新しい青の時代』完全再現&レコ発記念ライブは山田稔明、イトケン、安宅浩司、海老沼崇史、佐々木真里、五十嵐祐輔、近藤研二、立花綾香という総動員のラインナップで演奏する予定です。こちらも先行チケットがもう少しで終了しますので、お急ぎください。

『山田稔明は何者で、どこから来てどこへ向かうのか』について

2018-04-01

今回のクラウドファンディングのオファー(商品)のなかで、実は貴重かもしれないのは『山田稔明は何者で、どこから来てどこへ向かうのか』という24分の語りのMP3音源です。これは2013年4月1日のエイプリルフールにブログでリリースが発表され、ハンドメイドジンMONOLOG付録CDRに収録されました。『新しい青の時代』に収録した10曲について語っている“言葉のアルバム”です。僕の独り語りのこともあれば、友人との電話インタビューだったり、散文朗読のような体だったり、愛猫が登場したり、バラエティに富んでいて聴き応えがあります。すぐにダウンロードして聞くことができますので、ぜひご購入ください。レアなライブ音源等も収録しています。

友人Kちゃん(作家詩人)とカフェで会話しているトラックを試聴できるようにしました。

  • 「やまびこの詩」について

クラウドファンディングの始まり/今日までの道程

2018-04-01

2018年1月、年頭の抱負として、いくつかの目標のひとつに「『新しい青の時代』アナログ盤リイシュー」がありました。もうひとつはGOMES THE HITMANの未発表アーカイブスをCDにまとめる、ということで、それはバンドのミーティングで実現しそうだなと思ったのだけど、やはりアナログ盤制作はコスト的にもなかなか踏み切れない。二つ折りダブルジャケットは諦めて、通常のシングルジャケットにすれば、と弱気になったり、「いやいや!CDパッケージをそのまま大きくLPにしないと意味がない」と考え直したり。そんなときにクラウドファンディングのことが頭をよぎりました。

古くからの知り合いのAさんが音楽専門のクラウドファンディングの会社を立ち上げたことは以前から知っていて、一度話を聞いたことがあったのだけど、具体案を持って相談したのはこれが初めてで、1月中旬に僕が連絡をして、その翌週には渋谷で打ち合わせの時間を取ってもらった。とても分かりやすく説明をしてもらって、良い予感がした僕はその2日後にアナログレコードを作っている東洋化成まで出かけて担当者の方と顔を合わせて費用のことなど詳しい話をしたのです。現実的で無理のないプロジェクトだと思った僕は『新しい青の時代』アナログ盤リイシューを初めてのクラウドファンディング
に託すことにしたのです。

知識としてはわかったつもりでいても、実際に動き始めてみると新鮮な驚きがいろいろあって、44歳にもなって新しい試みをするというのはいい体験だなと思います。2月以降はパソコンを持ち寄ってTWIN MUSICのAさんにいろいろレクチャーを受けながらサイトの立ち上げ、テストを繰り返します。サンプル音源なども聴けるようにしました。ダウンロード販売の項目があって、そこには今となってはとてもレアな24分に渡る語りの解説アルバムを準備、初めて耳にする人も多いかもしれません。

3月31日は朝から大忙しでした。文章・文言はすべて僕が書いたもので、文責はすべて山田にあります。誤字も脱字も僕のせいです。分かりやすく伝わるかどうか、それは逐一今後も修正していきたいと思います。23時を回ってAさんと連絡を取りながら、24時の公開を待ちます。これまで秘密裏に進めてきたプロジェクトだったので、ファンの皆さんにはどのように受け止められたでしょうか。説明不足なところもあるかもしれませんがぜひサイトを隅々まで見ていただいて、僕の夢だった『新しい青の時代』のアナログ盤レコード発売までぜひお付き合いくださいますように。

4月1日ですが、これはウソではありません。

クラウドファンディングの始まり/今日までの道程

クラウドファンディングについて思うこと

2018-03-31

2007年に所属レコード会社もマネージメントもなくなって、さらにはバンドも活動停止状態になってからの数年間は自分にとって音楽活動の継続方法、生活の仕方を模索する日々でした。文字通り自転車操業での孤独な季節をいくつかくぐり抜けて、2013年以降は毎年なんらかのCD作品を夏にリリースしてきたわけです。曲を用意して録音し、リリース情報を公開して通販でのプレオーダーを募り、CDとジャケットをプレスしてレコ発ライブ、さらにはその作品を持って全国を旅して回るのがひとつのパターンになってきました。1年に1枚CDを作るというのはなかなかタフな作業ですが、とても手応えとやりがいがあります。

いつも自分でものつくりをするときに「いかにしたら経費を抑えられるか」ということを考えるもう一人の自分がいるのだけど、そのもう一人の自分のせいで実行に移せないことがいくつかあります。そのひとつが「アナログレコードを作る」ということでした。しかし今年こそは、『新しい青の時代』がリリースからちょうど5年が経つということ、何度か追加プレスしたCDも在庫が僅少になってきたこともあって、アナログ化を実現しようと思い立ったのが、今年の年頭でした。国内プレスにするのかどうなのか、海外プレスは納期が読めなかったり、二つ折りのダブルジャケットにしたらコストが倍近くになってしまったり、ため息と思考の繰り返し。僕はどうしてもCDの14センチのジャケットをそのまま30センチ四方に大きくした『新しい青の時代』が作りたかった。見開きのコラージュを見て「わあ」と感動したかった。

クラウドファンディングに関しては自分には関係のないことだと感じていた、というのが正直なところなのですが、いつか誰かが「山田がやっていることはある意味クラウドファンディングみたいなことだね」と僕に言ったことがありました。それをハッと思い出した。それをきっかけにむくむくと興味が湧いてきたのです。音楽専門のクラウドファンディングのプラットホームサイトTWIN MUSICを主宰するのはかつて僕がGOMES THE HITMANで最初にデビューしたレコード会社でお世話になった方でした。メッセージを送った翌々日に最初の打ち合わせ。そこでクラウドファンディングそもそもの構造や成り立ち、作りたいものを妥協せずに作った場合の経費を話し合いました。その2日後には早速プレス会社東洋化成とアポを取ってアナログ盤制作に関して直接話を聞いている自分がいました。とても健全で現実的な方法だと思ったので、今回僕のわがままな思いを込めた『新しい青の時代』限定アナログ盤をクラウドファンディングという形で制作することにしました。

ファンの皆さんにもおそらく慣れないことを提供することになると思いますが、どうか新しい試みにお付き合いいただけたら嬉しいです。レコードプレーヤーを持っていない人がたくさんいるでしょうし、配信やサブスクリプション(定額制)の時代になった今、もしかしたらレコードなんて世の中に必要とされないものなのかもしれませんが、僕にとっては『新しい青の時代』アナログ盤というのが今作りたいものなのです。2018年に誕生する<新しい『新しい青の時代』>。どうか皆さんに共犯者みたいな仲間になってもらえたら嬉しいです。