まずはじめに、このプロジェクトには目標額がありません!
音楽は既に聴いて楽しむだけの受動的な娯楽の時代ではなくなりました。
AppleがMacにGarageBandというDAWを標準搭載していますが、音楽的な理論を知らなくても直感的に新しい音楽を生み出すことができるところまで進化しています。
職業として音楽制作に携わる僕らのような人間が使うことはありませんが、近年では「GarageBandでも十分なのではないか?」とすら思うまでになってきました。
昨今では、個人でも音楽を世界中にデジタル配信できるアグリゲーターも登場しました。
こうなると、レコードメーカーや僕らのような職業の存在意義にすら疑問を抱かずにはいられません。
このTWIN MUSICをはじめとする音楽系クラウドファンディングの台頭も大きいと感じています。
DAWが進化し、宅録でもそれなりのクオリティを出せるようになり、個人レベルでも世界中に配信できる時代になっても、貪欲なアーティストにとって、<理想>とその実現にかかる<費用>は青天井です。
個人では実現できないことでも、かつてはレコードメーカーと組むことで実現できる部分はありましたが、そこには様々な「大人の事情」が絡み、アーティストの理想という観点では純度が落ちてしまうという現実もありました。
ところが、今はクラウドファンディングを活用することでアーティストの理想純度が高い作品をリリースすることもできますから、いよいよレコードメーカーは必要なくなるな…と。
今年8月、僕は20周年を迎えます。
その間にアーティストとして数年、職業作曲家として数年活動して参りましたが、この機にこれまでに作った作品を纏めてみようと思いワークスアルバムをリリースすることにしました。
これは決定事項です。
そしてこのアルバムを、ただ過去を振り返るような物にするのではなく、未来に繋がるようなアルバムにしたいと思っています。
ここが僕にとっての<理想>の部分です。
具体的なイメージはイントロダクションに記した通りです。
決定事項に対して資金は必要ないですし、青天井の<理想>に対して必要な<費用>が幾らかだなんて見当がつきません。
仮にこのプロジェクトによって集まった資金が1万円なら1万円でできる最大限のことをし、もしウン千万円なら大きな仕掛けもしたい…と、どこまでも理想は尽きませんから。
これがこのプロジェクトに目標額がない理由です。
そして何よりも僕がこのプロジェクトを始めようと決めた動機には、音楽の新しい楽しみ方を自分も提供してみたいという思いがありました。
クラウドファンディングというと資金集めに目が行きがちですが、様々なアーティストのプロジェクトを見てみると、オファーそのものがとても魅力的な商品だと感じました。
先述しました通り、音楽は聴いて楽しむだけの時代ではなくなったと思っています。
各プロジェクトのオファーには、音楽制作に参加して楽しむことができる内容も多く見られ、これこそが僕らのような人間が提供できる音楽の新しい楽しみ方の一つであると確信し、提供手段としてクラウドファンディング、中でもこのTWIN MUSICが最適だという結論に至りました。
目標額がないので当然達成率もありません。
そこにお気遣いなく、一商品としてのオファーに魅力を感じてくださった方は是非お申し込みください。
そして、このプロジェクトではお申し込みくださった方を単にお客様としては扱いまでん。
求ム!共同プロデューサー!
このように謳っているように、関係者にのみ共有される物が含まれているオファーもあります。
この活動報告に関しても、制作を共にする方々に対する情報共有といったところを意識した内容にしたいと思っています。
僕の20周年の節目になる作品を、そして新たなアーティストを輩出する作品を一緒に作りましょう!