東京トリオ (鳥羽泰子 pf・江口有香 vn・江口心一 vc)

プロフィール

東京トリオ
2013年に徳間ジャパンコミュニケーションズの元名プロデューサー清勝也氏の推薦で結成。同年10月の第1回定期演奏会を皮切りに、定期的に国内で演奏会を続けている。2019年にはニュージーランドにて演奏会を行い、ベートーヴェンピアノ三重奏曲が高評価を受ける。ベートーヴェンからショスタコーヴィッチまで幅広いレパートリーを得意とし、日本のみならず、アメリカ、ヨーロッパの伝統をユニークにブレンドした気品溢れるトリオである。

各メンバーのプロフィールは以下の通り:

鳥羽泰子 (ピアノ)
5歳よりピアノを始める。父の転勤のため中学、高校をオーストラリア、パースに在住。1985年オーストラリア放送協会主催音楽コンクールピアノ部門第一位。1986年ジュリアード音楽院に入学。1990年同学院卒業。1991年イタリアのセニガリア国際ピアノコンクール入賞、またモーツァルト賞を受賞。1993年ジュリアード音楽院ピアノ科修士課程修了。1993年オーストリアのザルツブルグ夏期講習にて最優秀ピアニスト賞受賞。1994年アメリカ、テキサス州ショパン国際ピアノコンクール第一位。1996年ベルギーのEmmanuel Durlet国際ピアノコンクール第一位。1999年からオーストリアと日本を中心に演奏活動を行う。2005年には小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団とベートーヴェンのトリプル協奏曲をサントリーホールで演奏。
1995年から2010年までオーストリア(ウィーン)に在住。2010年6月に帰国。
これまでに徳間ジャパン、アートユニオン、キング・インターナショナルからCDをリリース。特にクレメンティのソナチネ集、モーツァルトのピアノ小品集はレコード芸術にて推薦され、またモーツァルトのピアノソナタ全集は高く評価されている。
佐野川延子、オクサナ・ヤブロンスカヤ、種田直之、セルゲイ・ドレンスキー、ローランド・ケラーの各氏に師事。

江口有香(ヴァイオリン)
3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科に在学中、第55回日本音楽コンクールヴァイオリン部門にて第1位(1986年)。その後渡米し、インディアナ州立大学音楽学部に入学、在学中にワシントン国際コンクール第4位(1991年)。同大学を卒業後、同年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第3位(1993年)。帰国後は、ソロ活動の他、アンサンブル活動や後進の指導にもあたるなど、幅広く活躍。
2006年~2011年、トウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズ・コンサートマスター。
2007年~2014年、日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター。
2013年に「東京トリオ」を結成(Pf.鳥羽泰子、Vc.江口心一)、ソロ活動や室内楽活動にも取り組んでいる。
2015年より、ニュージーランド交響楽団アシスタントコンサートマスターを務める他、国内のオーケストラのゲストコンサートマスターを務める。
また、多くのCDもリリースされており、「ツィゴイネルな世界」「ヴィラ=ロボス・vl.ソナタ集」(Pf.村上巌)「小品集メヌエット」(Pf.渡邊一正)「無伴奏ヴァイオリン名曲集・庭の千草」「ジャパニーズ・チルドレンズ・ソング」(編曲・守田裕美子)「チェロとヴァイオリンのための二重奏曲集」(Vc.江口心一) 「Meditation」(Pf.藤田雅)
が、いずれも Crown Tokuma, King International より発売中。
これまでに、ヴァイオリンを蔵持典与、安田広務、故・鈴木鎮一、小林健次、故・J.Gingold、故・F.Gulli、Yuval Yaron、室内楽を故・J.Starker、故・G.Sebokの各氏に師事。

江口 心一(チェロ)
3歳からヴァイオリンを始める。8歳でチェロに転向。11歳、12歳の時スズキメソードのテンチルドレンの一員としてニューヨークのカーネギーホール、シドニーのオペラハウスなどを含むアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各地のホールで演奏をする。
1991年桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後ベルギーのブリュッセルに留学。1992年 フランスのパリ国立高等音楽院に首席で入学。1997年 パリ国立高等音楽院で一等賞(プルミエプリ)を獲得。
2000年1月より東京都交響楽団団員。現在同交響楽団 副首席。
ピアノとのデュオ「The DUO」、弦楽三重奏「菖蒲」、ピアノトリオ「東京トリオ」、「トリオナチュール」、「ローズタウントリオ」、弦楽四重奏「Ambition Quartetto」を結成するなど室内楽にも力を入れ、ソロ活動に関してはソロリサイタル、コンチェルトなどこれまでに数々のコンサートで演奏している。
これまでにヴァイオリンを安田広務、チェロを佐藤満、松波恵子、Gilbert ZANLONGHI(ジルベール・ザンロンギ)、Jean-Marie GAMARD(ジャンマリ・ギャマール)、Patrick GABARD(パトリック・ギャバール)、Mark Didier THIRAULT(マーク・ディディエ・ティロー)の各氏に師事。
リリースされたCD:
「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集」「ジャパニーズチルドレンズソング・ヴァイオリン&チェロ」「20世紀の無伴奏チェロ作品」「日本弦楽三重奏曲の世界」「日本弦楽三重奏曲の世界2」「「和」CELLO ~無伴奏作品集~」「 Dialogue ~涙の理由~」