最新の活動報告
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- Apr 18, 2018
- Tomasz Dabrowski AD HOC NINJAZZ Recording at Warsaw
記事をアップデートしました
- Apr 17, 2018
- メンバープロフィール
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- Apr 13, 2018
- 南 博の活動を画像でどうぞ
Tomasz Dabrowski AD HOC with 南 博(Hiroshi Minami)Unit
NINJAZZ 発売記念(Second CD release)JAPAN TOUR 2018
ジャズピアニスト南 博のデンマーク在住の朋友の一人であるポーランド国籍の気鋭トランペッターのトーマス・ダブロウスキーの新作アルバムの制作において、自らのユニットを率いてその収録に参加、この度、その新作Tomasz Dabrowski AD HOC「NINJAZZ」発売記念の国内ツーを行うことになりました。今回のこのプロジェクトは日本とポーランドの国交樹立100周年記念に相応しいジャズミュージシャンによる文化交流の証しでもあります。
南 博の取り組むジャズはヨーロッパスタイルのフリージャズ形式を取り込んだモダンな響きのするフリーフォームなスタイルであり、彼独自の現代的なジャズへの取り組みでもあります。一見とても難解そうでありながら、そのサウンドが抵抗なく体に染みこんでいくのは、それは彼のピアノのタッチが一つ一つ華やかであり、美しい鳴りを持つクラシカルなトーンによってとても美しくモダンな世界を創り上げているからに他なりません。アメリカの良きレジェントとして著名なセロニアス・モンクやデューク・エリントンのエッセンスをとても大事に、上述のごとき南 博(Pf)というフィルターを通して完成させた世界観も持ち合わせたとても希有なピアニストです。
そのピアニストとしての南 博には文筆業としての知名度もあり、少なからずともその方面のファンからも熱狂的な支持も得ております。その彼が2018年に新刊「パリス ジャポネ・ピアニスト、パリを彷徨く」(駒草出版)を出版しました。菊地成孔のキャッチコピー『これは小説ではない』を地でいく、彼ならではしか語れぬ、ジャズマンとしての粋な生き様が語られております。
昨今、話題事欠かないジャズピアニスト南 博の2018年の最大プロジェクトとして、ヨーロッパ・ジャズシーンの中においても注目度ナンバーワンのトーマス・ダブロウスキーとのワールドワイドな共演は特記すべきものでございます。
トーマス・ダブロウスキーと南 博の織りなす、この斬新なサウンドメッセージはきっと皆さまに気に入って貰えるものと期待しております。
是非とも、ご来場くださいますよう、公演各地にてお待ちしております。
なお、メンバープロフィールは活動報告にアップしておきますので、そちらをご参照願います。
制作協力 株式会社ピットインミュージック
特別寄稿
トーマス・ダブロウスキー(トランペット)来日に寄せて。
トーマス・ダブロウスキーのみならず、現在あらゆる国籍のミュージシャンがデンマーク、コペンハーゲンに集まり、日本ではあまり知られていない素晴らしい音楽家がスエーデン、ノルウエイ、ドイツ、ポーランド、バルト三国などからやってきて、入り乱れ、新鮮で新しい音楽を創造する場所となっています。それはさながら1920年代のNYローリング20th(注釈1)を彷彿するものがあります。我が盟友、デンマーク人トランペッター、キャスパー・トランバーグの一番弟子にして、本国ポーランドで数々の賞を受賞しているトーマスを引き合わせたのもキャスパーでした。彼が日本にソロトランペットでやってくると言うことで、レコーディングセッションと都内3カ所で演奏をしたのが馴れ初めです。その後今年3月に彼の故郷ポーランドに招聘され、ワルシャワで二枚目のCDを製作し、ツアーも慣行、各地で絶賛を浴びました。トーマスが非常に日本びいき、ポーランドという国も親日国ですが、返す刀で日本ツアーを計画した次第です。ドラムの坪井 洋はスエーデンにてまったく新しいジャズのアプローチを身に付け、国際派ドラマーとして活躍しているので最初の録音であるAD HOC「STRINGS」に参加してもらいました。ベーシストの千葉広樹はあらゆるジャンルの音楽をこなす才能に加え、エレクトロニクスサウンド製作にも長けており、トーマスのトランペットと絡み合うと、コペンハーゲンでの彼の演奏形態とはまた違った別次元のサウンドが表出する、と私が読んだからです。ジャズの伝統、大元はアメリカの黒人が発祥の地ですが、21世紀の現在、既にヨーロッパを含め、インターナショナルミュージックとして世界中に広く受け入れられています。どうか皆様方が日本ではであまり聴くことのできない斬新なコペンハーゲン発ヨーロピアン・ジャズサウンドを心から楽しまれることを願ってやみません。
今後とも何卒どうかよろしくお願い申し上げます。
南 博
注釈1 New York Roaring Twenties ニューヨークのジャズ喧噪の20年代と呼ばれた時代を指す。
ライヴスケジュール
6月21日(木)東京・新宿ピットイン
6月22日(金)高崎・セレンディップ
6月25日(月)高岡・カサ・デ・ラ・ムジカ
6月26日(火)福井・ハイディングプレイス
6月27日(水)甲府・桜座
6月28日(木)名古屋・jazz inn LOVELY
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