レコードのある風景3
2018-04-14
ここで書いている活動報告に「これを機会にレコードプレイヤーを新調しようと思うのですが」というコメントをいただいたのですが、同じように思っている人が他にもいるかもしれないので、今回はターンテーブル/レコードプレイヤーについてのいろいろを書いてみたいと思います。僕が中学生のときに初めて買ってもらったミニコンポはレコードプレイヤーとWカセットがついたやつでした。値段的には安いオーディオだったけど、自分のサウンドシステムを持った喜びは大きかったな。そのプレイヤーで高校生になってもLPを聴いていました。 大学で上京してからはCDコンポを買って、そこにDENONのレコードプレイヤーを繋いでいましたが、コンポとプレイヤーの間にプリアンプを挟まないととにかくレコードっていうのは音が小さい。無理やりボリュームをあげて聴いてた学生時代。GOMES THE HITMANをやるようになってからはもうちょっとマシな環境で聴いていたけど、プレイヤーが壊れてしまった。お金もなくてレコードを処分することになったのは以前書きました。2000年代の後半にVESTAXのHandy Traxというポータブルプレイヤーを買ったのですが、これが昔なつかしコロムビアのポータブルみたいな感じで可愛くて本体にスピーカーもついているので簡単で、それでまたレコードのある暮らしが再開しました。VESTAXは倒産してしまったのでこのHandy Traxは今ではなかなか手に入りません。 ION Audio Archiveのターンテーブルを初めて見たとき、そのオシャレで気軽な感じにとても惹かれました。これまでレコードプレイヤーといえば黒だったりプラスチックだったりだったのが、木目調でリビングに置いても風景に溶け込むし、これも本体にスピーカーがついてる。ステレオセットに組み込めばそれなりの音で鳴るし、このプレイヤーで何枚のレコードを聴いたでしょうか。ION Audioからはスーツケース型のポータブルプレイヤーも発売されてて、これらみんな1万円もしないという値段も魅力。家電量販店や、レコードショップにも売ってますので実物を見て決めることもできるでしょう。 DJで使用されるようなターンテーブルってとても高価なのですが、レコードを好きになればなるほど、もっといい音で音楽を聴きたいという気持ちになってくる。ポータブルは便利だけどやっぱり作りや鳴りがチープなのは認めざるをえないのです。もし皆さんの家の近所にHARD OFFがあったらちょっと立ち寄ってオーディオコーナーに行ってみてください。玉石混交ではありますが、たくさんのターンテーブルの山に出会うでしょう。もしそこで掘り出し物が見つかればラッキーです。僕が今使っていいるVESTAXのPDXというターンテーブルは大阪は某町のHARD OFFで一桁間違ってるのでは?という破格の値段で購入して東京まで持って帰ってきたものです。 皆さんの暮らしやスタイルに合うレコードプレイヤーがきっとあるはずです。探しにいってみてください。
山田稔明(Toshiaki Yamada)
「Mustang LP」!いろいろトゥーマッチな感じがテンションあがりますね。知りませんでした。