山田稔明『新しい青の時代』限定アナログ盤

活動報告

歌詞を本来の姿に

2018-05-14

4月から始まった『新しい青の時代』5周年記念アナログ盤発売プロジェクト、目標額にも早々に達成して、今月に入っていろいろな諸作業が始まりました。「カッティング」という大事な作業が来週に決定、初めてその現場に立ち会えることに興奮しています。今回オリジナルCDの11曲入りからボーナストラックだった「あさってくらいの未来」を抜いた10曲入りになることはお伝えしていますが(本来『新しい青の時代』は10曲入りアルバムと想定されて制作されました。ぎりぎりになって「あさってくらいの未来」を収録したことは正解だったと今では思います)、今回のLP化ではCD完成間近のタイミングで修正された一部の歌詞をオリジナルな形に戻すことにしました。 2013年当時、ある楽曲のあるフレーズに関して信頼する関係者から示唆と意見があり、想い悩んだ末に録音済みだった歌詞を書き換えて差し替えたのですが、実は僕はそのフレーズを一度もライブで歌ったことがないのです(つねにオリジナルの歌詞で歌っています)。なので今回のLP化にあわせて、本来あるべき形に戻そうと思いました。ほんの些細な数文字ですが、自分にとっては大きな数文字です。「日向の猫」という曲に関しては、もともとのタイトルは「日向の猫とチャーリーブラウン」だったのを、これも完成直前にシンプルに「日向の猫」としました(これも同じく信頼する関係者からの提言でした)。これについては、その後『ひなたのねこ』という写真絵本集へと繋がっていったりしたこともあり、正しい判断だったなあと思っています。 5年という時間が経って様々な意識的、無意識的な伏線がすっと回収され、物語が美しく収束していく感覚がとても心地よく、とにかくこの5月はいろいろ晴れ晴れとした気持ちになって、なんだかあっという間に過ぎていきます。 もう少しお待ち下さい。僕もわくわくしています。

  • Guest

    歌詞の件、ライブで聴くたびに、「あれ?そんなフレーズあったっけ?」とずっと気になってました。そういうことだったんですね。LP楽しみです。再生機を準備しなければ、です。