ドラマーのリーダーバンドらしからぬ我々
2020-03-30
ドラマーのリーダーバンドは世界各国いろいろあると思いますが、ジャズの場合はアート・ブレイキーのメッセンジャーズのようなトランペット・サックスを擁する5人編成だったり、もっと増員してバディ・リッチのようなビッグ・バンドだったりのイメージが強いかと思います。 ビリー・コブハムはエレクトリックな仕様で大音量・大編成をやっていましたね。 このドラマー達は、ひたすらに叩きちぎれるシチュエーションを自ら作ったと言えます。ドラムソロも長い長い! 一方スティーヴ・ガッドはひたすらにグルーヴするガッド・ギャングをやっていました。トリッキーなリズムパターンはあまり出てこないです。 僕が大尊敬している作曲家志向のジャック・ディジョネットは、スペシャル・エディションという不思議な5人・6人編成をやっていました。レスター・ボウイに多大な影響を受けたそうです。 僕の場合はピアノ・トリオだった。まあ、編成が先にあって伊藤志宏と織原良次に声をかけたのではなく、彼らとユニットをやりたくて結果的にピアノ・トリオになったんですが。 そして、ドラマーのバンドではあり得ないくらいドラムソロが無いです(笑)。別にソロが嫌いなのではなく、このTrio Zeroでは常に作曲者目線なので、自分の曲にはドラムソロが必要無い事が多いからです。 そもそも、即興アドリブは楽曲の一部、楽曲のためのものという考え方なので、ジャズ・ミュージシャンの中でも少数派の楽曲主義者なんだと思います。 うーんもっと言うと、打楽器で音楽に参加する時ソロと伴奏の区別がもともとあんまり無く、境目が曖昧なまま音楽に参加するのが好きで、最もわがままが実現できる自分のリーダーバンドでそれをやっているという事です。 自分で料理作ると最高に自分の好きな味付けにできるんだぜ!って事ですな。 ↓あ、製麺からやっています。