鍬田修一 Marveling Big Band Newアルバム『Marveling』制作プロジェクト

活動報告

「和泉宏隆さん」

2021-04-29

確か、2000年に慶應ライトミュージックソサエティという学生ビッグバンドにトラ(助っ人)で行った時にゲストにいらっしゃったのが初共演でした。 若気の至りでグイグイ迫って(笑)、連絡先を交換させて頂き、自分のバンドでもゲスト出演して頂いたり、呼んで頂いて銀座のお店でデュオ演奏をしたり、ご自宅の音楽室に伺って一緒に演奏したり、お掃除したり(笑)、今思えば結構濃い経験をさせて頂きました。 その後はSNSなどで絡ませて頂いておりましたが、「かわさきジャズ2017」で久々にお会いしてご一緒させて頂いたのが最後になってしまいました。 小学生の時に「Omens Of Love」をエレクトーンで弾き、T-SQUAREを知って、そこから大ファンになり、エレクトーンの譜面を買っては「宝島」「El Mirage」「Twilight In Upper West」など色々弾きました。 中学で吹奏楽部に入ってSaxを始めたのですが、自分の所属したバンドでは「宝島」はやりませんでした。(「Truth」はやりましたがw) 高校の軽音楽部ではEWIも手に入れたので、「宝島」をよく演奏していました。 数年前、自分が教えに行っているビッグバンドからの依頼で、T-SQUAREのオリジナルなイメージで、でも、吹奏楽の部分(真島さん編曲)もやりたいと、両者をFusionした(笑)アレンジをしました。 大学生やプロになってからは何となくこういうジャンルのものを自分で企画して演奏することに恥ずかしさを覚えていたのですが、ビッグバンドアレンジをするようになって、実はこのジャンルの演奏をしたがっている人々が結構いることが分かりました。 そして最近は自分でも積極的に演奏するようになりました。 個人的にも、そして吹奏楽部出身の方にも思い出深い「宝島」を今回、自分のアルバムを作るにあたり、絶対に入れたいと思っておりました。本田さんにも吹いて頂いてますし! 今後、鍬田MBBにゲストでお呼びして久々にご一緒して、「宝島」を弾いていただきたい、と思っていただけに、今でも信じられません。 和泉さん あなたに音楽の楽しさを教えてもらった人々がいっぱいいます。僕もその一人です。 もっともっといっぱい聴きたかった。そして一緒に演奏したかった。 どうか安らかに。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 鍬田修一