船山美也子 ピアニスト
2024-12-31
さて、本日いっぱいで、クラウドファンディングが終了しますが、最後に大学の同級生で、いつも一緒に演奏をしたり遊んだりしていた船山美也子さんに記事を頂いたので、ご紹介します。 1.ジャズとの出会い ジャズピアニストとして活動することになったきっかけや、ジャズに惹かれた理由を教えてください。 ジャズ好きの両親の影響で、幼い頃からジャズを聴くようになりました。 元々ジャンルを問わず音楽が好きで、小学生の頃からピアノにも親しんでいました。 高校生の頃に、ジャズにはアドリブという即興演奏があることを知り、大きな興味を抱きました。 そして学びを深める中で、ジャズの奥深さに魅了され、次第にのめり込んでいきました。 さらにジャズを本格的に学びたいという思いから、ジャズコースがある洗足学園大学に進学しました。 そこで、同年代のジャズ好きな仲間たちと出会い、これまで感じたことのない楽しさを味わうようになりました。 2.アメリカ留学での経験 アメリカ留学中に得た学びや、現地での音楽活動の中で特に印象深かった出来事を教えてください。 アメリカでは、世界各国からの留学生と出会い、生まれて初めて多様性に触れる貴重な機会を得ました。 「これが当たり前」という固定観念がなく、それぞれがリスペクトを持ってお互いを尊重しつつ、自分の表現したいことをしっかり主張しながら、共に音楽を創り上げていく姿勢がとても印象的でした。 さらに、世界トップレベルの「化け物...いや、真の実力者たち」に出会い、 その演奏を間近で聴いたり、一緒に演奏する機会を得たりしたことは、肌で感じられる貴重な経験となりました。 3.留学が現在の活動に与えた影響 留学経験が、ピアニストとして、また音楽教室の運営者としての活動にどのような影響を与えましたか? 言葉やジャンルを超えて多くの人と繋がった経験を通じて、枠にとらわれることなく、積極的にさまざまな活動に挑戦するようになりました。 4.音楽教室を始めた理由 音楽教室を始めようと思った背景や、教室を通じて伝えたいことは何ですか? 日本では、ジャズの教育や体系的なカリキュラムが確立していない中、アメリカの大学ではジャズが学問として扱われており、アカデミックに学ぶことができました。この経験を通じて、日本でもそのような学びを広める機会を作りたいと思い、できる限り多くの知識や経験を吸収して帰国しました。 また、日本の音楽教育では再現性や形式的な音楽の作り方が重視される傾向がありますが、 生徒たちには多角的な視点で音楽に向き合い、音楽の懐の深さを感じてほしいと考えています。 一生を通じて音楽を楽しめるよう、その魅力を伝えることを大切にしています。 5.法人化の目的と展望 法人を立ち上げた理由と、今後どのような活動や展開を目指しているのかを教えてください。 音楽教室の規模が拡大してきたため、個人事業との違いを明確にしたいと考えました。 また、音楽教育の質をさらに向上させ、その魅力をより多くの人々に届けるために法人化を決断しました。 将来的には、音楽教育に貢献するために教育機関へのアプローチを行い、 地域や社会のための活動も継続していきたいと考えています。 6.育児と音楽活動の両立 お子さんを育てながら音楽活動や教室運営をする中で、どのようにバランスを取っていますか? バランスを取るのはとても難しいです。私はどちらかというと、気づけば仕事ばかりしてしまう性格なので、夫としっかり話し合い、納得のいく形でスケジュールを分担しました。 その結果、育児の時間は育児に、仕事の時間は仕事に、それぞれ集中できる環境を整えました。 また、子どもが小さい頃は、家族や友人たちにも多くの協力をお願いしました。 自分たちだけで何とかしようとせず、周囲の助けを借りながら乗り越えてきました。 7.ジャズ教育の魅力 音楽教室でジャズを教える際に工夫している点や、生徒たちがジャズを学ぶことで得られる魅力について教えてください。 教育の流れが従来の「暗記力」や「再現能力」を重視した時代から、「思考力」「判断力」「表現力」が求められるものへとシフトしていく中で、ジャズの持つアンサンブルやアドリブといった要素は、 自発的なアクティブラーニングを鍛えるのに最適だと感じています。 音楽家を目指すかどうかに関わらず、ジャズが持つ力はこれからの時代にますます必要とされるのではないでしょうか。 ジャズを学ぶことで、コミュニケーション能力や論理的思考力を鍛えられると考えており、 演奏技術だけでなく、アンサンブルやアレンジ、音楽理論も指導に取り入れています。 一方で、子どもたちにジャズの魅力をわかりやすく伝える方法や、効果的なカリキュラム設計については、 今後さらに工夫が必要な課題だと感じています。 8.音楽で伝えたいメッセージ ピアニスト、教育者、法人代表として、音楽を通じてどのようなメッセージを社会に届けたいと考えていますか? 私は自身の経験を通じて、さまざまな楽器や表現、音楽ジャンルに触れる機会の重要性を強く実感してきました。 そして、より多くの人に音楽を身近に感じてもらいたいという想いから、BBミュージックアカデミーを設立しました。 音楽には「人と人を繋げる力」があると信じています。楽器の技術を教えるだけでなく、 自由で個性豊かな表現を通じて、「自分らしく生きることの大切さ」を伝えていきたいと考えています。
