茅野嘉亮の「育児と音楽」について。
2024-11-05
まず大変だなと思う面。
何が大変かというと、体力と時間。
私の場合は、かもしれませんが、トランペットの練習をする上で、体力的にシャキッとしてないタイミングで練習すると、姿勢が崩れたり、変な演奏の仕方になって、逆に奏法に負担がかかって、不調になる気がするので、なるべく避けたい所です。
楽器的な体力の維持くらいにはなるかもしれないけど、適当な練習になるなら、他のことした方がいいかなと思うタイプです。
そうかんがえると、寝不足状態は、あんまり好ましくないわけですが、そこが難しいところで、ライブは夜が多いですし、ミュージシャン仲間も、やりとりしている時に、シャキッとした連絡が取れるのは、夜かなあぁという気もして(笑)
とはいえ、子供の時間は、朝が早いので、そこが大変なところ。
早起きして、いろんな準備をしますが、子供を送った後が、1日で一番眠いです。
そして、夕方には帰ってきて、寝るまでは家族の事をしているので、音楽の事は寝てから再開という感じです。
毎日、深夜に寝て、早起きになるので、不健康な生活リズムになるのが、悩み所です。
プラスで、学校行事や、注射とか、いろんなことがあるので、平日がフルで使える週は、ほぼありませんし、子供達はとにかく元気で、疲れたら寝て、起きて元気!!みたいな感じなので、なかなか体力的にも大変ですね(笑)
とはいえ、子供がいることが、負担だけなのかというと、もちろん、そんな事はないです。
良い部分は書ききれませんが、普段の、生活自体は子供がいると楽しいです。
遊びに行ったりするのも、大人だけでは行かないかなぁ、という場所に行けたり、小さい時行ったなぁ、やったなぁ、というのをもう一回できたりもします。
踊ったり、歌ったりの発表会、運動会は、どのライブよりも、グッときますし、そんな短期間で、よくそんなことできるなぁと感心したり。
お友達の関係の事も、色々あったりするけど、頑張ってるなぁとか、考える事は沢山あります。
そういう事って、普段から幸せな事だなと思います。
この、微妙なバランスは、音楽家だけじゃなく、誰にでもあると思いますが、そこが一番難しいところで、幸せなんだけど、独身の時とは予想以上に違うギャップで、そのギャップに、不安になったりするのかなと思います。
育児とかに関しては、1年だけ、という訳にもいかず、長い年数かかるもので、先が見えづらいから、余計に今までやっていた音楽生活とのギャップにやられてしまう、という事が増えるのかなと思うんですね。
男性のパターンではみた事がありませんが、女性のミュージシャンは団体もあるようです。
Women In Music Japan (WIMJ)
https://note.com/wimjapan
読んでみると、すごいなぁと思います。
僕は、男性ですが、一人で家庭のことをやってきた経験で、すごく共感できます。
他の仕事においても、同じ事ですが、難しい問題ですよね。
今回は、そんな良い面、大変だなと思う面、両方の事を考えながらの、オンラインのレコーディングです。
僕みたいな育児中のミュージシャンだったり、そうじゃないミュージシャンもレコーディングに参加して頂きますが、その、どちらもいる環境でのオンラインレコーディングをしようと思った訳です。