△0 Trio Zeroファーストアルバム「Energetic Zero」制作プロジェクト

活動報告

ドラマーのリーダーバンドらしからぬ我々

2020-03-30

ドラマーのリーダーバンドは世界各国いろいろあると思いますが、ジャズの場合はアート・ブレイキーのメッセンジャーズのようなトランペット・サックスを擁する5人編成だったり、もっと増員してバディ・リッチのようなビッグ・バンドだったりのイメージが強いかと思います。 ビリー・コブハムはエレクトリックな仕様で大音量・大編成をやっていましたね。 このドラマー達は、ひたすらに叩きちぎれるシチュエーションを自ら作ったと言えます。ドラムソロも長い長い! 一方スティーヴ・ガッドはひたすらにグルーヴするガッド・ギャングをやっていました。トリッキーなリズムパターンはあまり出てこないです。 僕が大尊敬している作曲家志向の... read more

ドラマーのリーダーバンドらしからぬ我々

一回解散した話

2020-03-28

2012年、東日本大震災から1年程してTrio Zeroは「一時解散」という、微妙な表現ですが無期限活動休止しました。その時の心境を個人ブログの第一記事にしてあります。 http://mh-ob.blogspot.com/2012/11/trio.html 震災直後、都内は計画停電による電車の間引き運行等が影響し、演奏の現場は軒並中止、ライブどころではない状況でした。正直に言うと「ああ音楽は一番最初に必要なくなるんだな」と実感しました。 一方で「こんな時こそ音楽の力を皆さんに!」というキャッチコピーを前面に掲げて各地で活動するミュージシャンも沢山いました。活動は素晴らしいと思いますが、キャッ... read more

ジャケットデザイン・デザイナー紹介

2020-03-23

さてCDを作るにあたり、重要なのが「ジャケット」です。 近年はネット配信が大分浸透し、CDは売れない時代と言われています。自分はレコード販売店に行く機会は減り、地方に住んでいるため配信サービスを大変有り難く利用させてもらっています。 一方で自分は20年以上もCD愛好家でもあるため、録音物はやはりCDとして作品にしたい思いがありました。中身の音源とともに愛着があるのがジャケットです。これは配信では味わえません。「ジャケ買い」って本当にありますので。 ではTrio Zeroの1st CDジャケはどうするか? 写真というイメージが無く絵がいいと思っていましたが、なんと10年以上に渡りTrio Ze... read more

ジャケットデザイン・デザイナー紹介 ジャケットデザイン・デザイナー紹介 ジャケットデザイン・デザイナー紹介 ジャケットデザイン・デザイナー紹介 ジャケットデザイン・デザイナー紹介 ジャケットデザイン・デザイナー紹介

今まで取り上げたカヴァー曲(アルバムには入れない予定ですが)

2020-03-21

ジャズの場合即興部分が多いため、気軽にカヴァー曲を演奏します。多くの場合はジャズ・プレイヤーが良くやるスタンダードと言われる古い曲ですが、Trio Zeroの場合はもっと節操なく様々なジャンル・時代から曲を取り上げます。 最も頻繁に演奏したのは結成のきっかけになったHermeto Pascoalの「Bebe」とSteve Swallowの「Falling Grace」、「Ladies In Mercedes」です。 Ladies In Mercedes 動画 https://youtu.be/Xlj6dmcgWBM ジャズ・スタンダードでは「U.M.M.G」とか「Unforgettabl... read more

ただ1曲、ドラムが最初にできた曲

2020-03-20

以前お話しした通り、僕が作曲する時、自分がどんなドラムを演奏するかのイメージはほぼ無いです。メロディと和音と、簡単なグルーヴ(16ビートかスウィングか、ジャジーなeven 8か)しか現場に持って行きません。 ただし1曲だけ「こんなドラムが叩きたい!」ために作った曲、それが最新曲「13 years」です。 こんなドラムとは「3点セットのみの複雑ランダム系16ビート」とでも言いましょうか。 ルーツはまず、タワー・オブ・パワーのデヴィッド・ガリバルディです。 https://youtu.be/saPLtJEsJcs この曲、ジャズ研時代にコピーバンドやりました。 次にハマったのが、最近の話。マイク... read more

梨木香歩さんと橋本学オリジナル曲(梨木香歩シリーズ)

2020-03-19

Trio Zeroのレパートリーに「洞の宴」というバラードの曲があります。 作曲して、トリオのライブで初演しましたが、その後志宏が「洞の宴ってさあ、こんな世界なんじゃない?」と一冊の小説をプレゼントしてくれました。梨木香歩「家守綺譚」この最後の章の話がまさにイメージにぴったり。というか、曖昧なままの世界観を見事に具現化・文字化してくれた、とすら思いました。小説家ってすげえ! 植物とともに淡々とストーリーが進む梨木香歩さんの世界にハマり、一番売れた小説「西の魔女が死んだ」を読みました。これは短い小説なんですが、9割8分くらい淡々と、残り2分くらいでドラマチックに展開して大号泣というストーリーに多... read more

お蔵入りになった橋本オリジナル曲(譜面紛失)

2020-03-19

15年のTrio Zeroの歴史の中で、お蔵入りになった橋本オリジナル曲が3曲あります。 ・「スカイフィッシュ」 "スカイフィッシュ(英: Sky Fish)とは、長い棒状の身体を持ち、空中を高速(280km/h以上)で移動する、とされている未確認動物(UMA)。欧米では、その棒状の形態からフライング・ロッド (Flying Rods) あるいは単にロッド (Rod) と呼ばれることが多い"(Wikipedia) UMAですね。僕の曲タイトル「セントエルモの炎」「ブロッケンの妖怪」も今は科学的に解明された自然現象ですが、古代ではオカルト扱いされていました。オカルトに親しんだ小中高時代を送... read more

お蔵入りになった橋本オリジナル曲(譜面紛失)

我がホーム南青山 Z.imagineについて

2020-03-18

Trio Zero録音会場のZ.imagineさんとはもう切っても切れないチームです。 初めて訪れたのは安田芙充央(ふみお)(p)さん、加藤真一(b)さんとのトリオでした。 映画音楽やオーケストラ作品、写真家アラーキーとのコラボで有名な安田さんの音楽があまりにぶっ飛びすぎていて大変に刺激的な夜でしたが、会場は外苑前の旧店舗、洋風の古城の地下牢のような内装、音の響き、あまりにも一目惚れしました。 終了後、誰が責任者かわからず、それっぽい年配の方に「ここで僕のバンドをやらせて下さい!」と直訴したら「はーい、いつでも大歓迎ですよー!後で連絡下さーい」渡された名刺を見たら、何とZ.imagine親会... read more

Trio Zero たった2回のスピンオフ企画

2020-03-16

Trio Zeroと名乗っていますが、ずっと「橋本学trio」という名前でやってきました。 ピアノトリオが好きなので、リーダーになってピアノトリオ・セッションを組んだ事は多々あります。 柳隼一(p)落合康介(b)橋本、細川千尋(p)織原良次(flb)橋本、田中信正(p)安ヵ川大樹(b)橋本、長野に来てからは望月慎一郎(p)中島仁(b)橋本→後の中島仁trio、藤原尚(p)武重俊輔(b)橋本→後のR299、です。改めて凄いラインナップ。 しかしながら、橋本学trioと自分の名前を冠していたのは伊藤志宏・織原良次・橋本学の組み合わせだけです。優劣ではなく、人間関係や継続している事も含めて特別だから... read more

メンバー伊藤志宏・織原良次のこと

2020-03-15

伊藤志宏 piano まず、彼の頭の中で全てのオーケストラが鳴っており、様々なパートの足し算引き算が自在であります。自作曲を持って行った時に、想定以上の広がりを感じられるのはそのためです。 ピアノの音色・プレイスタイルはもう唯一無二としかいいようがなく、しかもそのインスピレーションの源は映画や文学など音楽以外の芸術がほとんどで、雰囲気・風貌はちょっと文豪のようです。文豪の知り合いはいませんが。 トリオ・シンクレティア、3 cello variationという2つのプロジェクトを運営しながら様々なライブに引っ張りだこの多忙さ、なのに全ての演奏に全身全霊で入り込む姿は圧巻です。 プロフィールに「... read more

Trio Zero結成のきっかけ

2020-03-14

2005年頃、ジャズ・プレイヤーとして日々色々なライブをやるようになって、予定は埋まるようになってきた(金は無かった)時期でした。ただしドラマーとして呼んでもらって、その日のリーダーさんの選んだ曲・作曲した曲を演奏するものが100%です。業界では「サイドメン」と言います(昔は「兵隊」と言っていたそう)。 この立場では指揮を取るのがリーダーであるため、サイドメンはその指揮に従ったり意見したりします。僕は20代後半、まだキャリア駆け出しで、様々な音楽的注文を毎日受けていて、自分の性格上まるっと言われた通りに従っていました。それがこの世界で生き残る事だと思い込んでいました。 しかしそんな毎日は必ず行... read more

このTrio Zeroはカテゴリー分け可能か??

2020-03-13

Trio Zeroはピアノ・フレットレスベース・ドラムの編成。これは、ジャズなのか?一般的にはジャズピアノトリオの編成です。 だからといって昔ながらのジャズを期待されても、スタンダード・ジャズはほぼやりません。ギャグでブルースをやった事はありますが、我々に精神的にブルースがない(笑)。 リズムも、全編スウィングという曲は作った事がないですね。唯一「コメツキムシ」の後半がスウィングですが、レゲエというかハーフタイムシャッフル→ウェザーリポートのナイト・パッセージのグルーヴ→スウィングという流れです。 ただし精神的には極めてジャズです。何があっても肯定する事や、世界中の文化に好奇心を持ってたくま... read more

レコーディング直前ライブ@南青山Z.imagine(動画あり)

2020-03-12

レコーディング前ラストライブ、やってきました! 橋本学・伊藤志宏・織原良次、録音会場である南青山Z.imagine。レコーディングと全く同じシチュエーションです。 通常ライブ前サウンドチェック時に、演奏しながらのモニターや外スピーカーの調整をお店側にお願いするのですが、昨日は一切しませんでした。 その理由は、このレンガ壁の部屋の響きとマネージャー渡辺さんの音響調整により、我々の理想的な音が得られるからです。 渡辺さんは前店舗の時から15年中14年くらいは我々の音楽を聴いて下さっているため、このTrio Zeroの音像と残響感を知り尽くしています。 世間ではコロナウィルスの危険が叫ばれイベント... read more

作曲をする時

2020-03-11

2006年初頭、このTrio Zeroのために作曲して発表する事を始めてみたわけですが、家にはギターしかない。しかも全く弾けません。 なので、なんとなくグルーヴをイメージしながらまずメロディをつくり(弾ける範囲で)、レコーダー(当時はMD)に録音→再生しながらベースラインを当てていきます。 メロディとベースラインが決まると何となくコードが決まります。 五線譜を用意してなかったので大学ノートに音符を書きました(笑)。 構成について。テーマ→ソロ回し→テーマを同じコード進行で回す、ジャズの定石の構成にあまり魅力を感じません。「アドリブは楽曲のために存在する」という思いは今でも一貫しているので、橋本... read more

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